普段はストックフォトの概要などの話が多いので、今日は少し撮影技術的な話を書こうかと思います。
カメラを勉強してきた方にとってはとても基礎的な話になりますが、普段何も考えずに風景などを撮っているとあまり気にしない、光の当て方についてです。
これを書こうと思ったきっかけは、先日プロのカメラマンさんに写真を撮っていただいた所にあります。
プロのお手並みを拝見しようと思っていたのですが、まず機材を見てビックリ。
当然高いカメラはそうなのですが、それよりも、周り一面を白い布で囲われて、光が顔の下から当たるようにかなり細かく調整してもらって写真を撮りました。
そこまでやっても、素人目にわかるほどは変わらないだろうと思っていたのですが、出来上がった写真を見てびっくり。
別人でした。
就活時に履歴書用の写真を大学で撮った時は、そこまでやってくれていなかったのではないかと、ちょっと文句を言いたくなるくらいの出来栄えです。
そして、光の当て方ひとつでこんなに印象が変わるものなのかと感動してしまいました。
そこで、今までは気にしていなかったのですが、あらためて光の当て方について考えてみると、自分の昔の写真でも、光の当て方で全く印象が違うような写真がありました。
それがこれです。
ほとんど同じ角度から撮っているのですが、印象が全然違いますよね。
当然細かい設定数値などは完全に同じではないのですが、それにしても違いがありすぎます。
見てすぐにわかるように、上の方の写真は完全に逆行で、2枚目は順光です。
普段風景を撮る時には、太陽の位置まで気にして撮っていませんでしたが、ここまで差があると、光の加減で売れる写真と売れない写真が分かれてしまっているのかもしれませんね。
特に、屋外で写真を撮る時は時間帯や季節によって太陽の位置が全く違います。
本当に売れる写真を撮る場合は、そこまで意識して行った方が効率的かもしれません。
また、屋内で撮る時も、光源の位置をしっかりセットして、それを白い紙や布で反射させるなどの工夫をすると、今までイマイチうまく撮れなかった被写体も撮れるようになるのではないかと思います。
私みたいなイケてない被写体でもプロはちゃんと撮ってくれたので。
やはりこんな逆行の写真よりも、
順光で綺麗に撮れている方が印象が良いですもんね。
ちなみに、写真の説明をするときにイースター島のモアイを使っているのに特に理由はありません。
色々な角度から撮った写真がいっぱいあって使いやすかっただけですので悪しからず。
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