ストックフォトをやっていて感じるPIXTAの強みと弱み

Adobe Stock/ Fotolia

今日はストックフォトをやってきた中で感じた、PIXTAの良い所と悪い所を纏めてみました。

 

 

広告などで目につくこともあり、ストックフォトを始めるときに、最もとっつきやすいのがPIXTAかと思います。

日本のストックフォトサイトの先駆けということもあり、サービスも全て日本語ですし、マニュアル類も充実しています。

また、書籍等も出版していて、ストックフォトのノウハウは日本一かもしれません。

 
写真素材のピクスタ

 

私もストックフォトを始めた際には、PIXTAしか知らなかったこともあり、PIXTAから始めています。

 

そんなPIXTAですが、長期間ストックフォトを続けていると、見えてくるものもありました。

 

 

それは、登録枚数に対して収入が伸びにくいということと、どうしても数が売れないので、稼ぐためには単品売りがメインになるということです。

 

 

さらに、人物やイラスト、ビジネスシーンなどを得意とする方には向いているかもしれませんが、風景写真などをメインにしていると、他のサイトに比べてダウンロード数が少なく、非常に効率が悪いです。

 

これは、PIXTAの客層が日本のメディアなどに偏っていることや、クリエイターがほぼ日本人で、日本の風景などは飽和してしまっていることが大きな原因だと想像しています。

PIXTAの場合、海外へも同じサービスが提供されているわけではないので、やはりマーケットは狭く、販売数は伸びにくい傾向にあります。

 

 

 

それを知ってか、上級クリエイターの方々は高単価の単品メインにシフトして行き、今の構造になっているのでしょう。

 

 

また、登録枚数や販売実績の少ない初心者や、専属以外のクリエイター、独占販売をOFFにしているクリエイターにたいして厳しいという噂は聞いていたので、薄々と感じてはいましたが、検索順位がどうやら低いような気がしています。

 

 

やはり、低単価である程度稼ごうとすると、どうしても枚数が必要になります。

一方で、私のケースだと、PIXTAの登録枚数は他のサイトと比べて倍以上あるのに、販売枚数は半分以下だったりします。

私のジャンル的に、ストックフォトで稼ぐという観点からは、枚数の出にくいPIXTAは合っていないのかもしれませんね。

 

 

一方で、写真の審査自体はやはり緩めなので、初めてストックフォトに挑戦してみる方や、良いカメラを持っていない方にとっては、ストックフォトの入口という意味では良いのかもしれません。

 

また、使う側も各マイクロフォトサイトの特徴をしっかり理解しているため、PIXTAで写真を買う方々は、人物の写っているイメージを求めている印象を受けます。

特に、日本人の老人が写っている介護のイメージや、ビジネスシーン、家族のイメージなど、日本人が写っている写真がベストセラーに来ていることが多いですかね。

 

 

しかし、これらの写真にはモデルリリースが必要ですし、モデル料などを払うことを考えると少しハードルが上がります。

ここまで来ると、もはやお手軽副業ストックフォトの域から出ている気もしますしね。

 

 

個人的な意見ですが、ストックフォトに少し慣れてきたら、PIXTAだけだとあまり売れないため、メインを別のサイトに移していかないとモチベーションを保つのが難しいかなぁと思います。

 

 

少し審査は厳しくなりますが、私の使っているShutterstockとFotoliaは、世界を拠点にしていて、毎月かなり安定して売上が上がっています。

もしPIXTAで枚数が出なくてモチベーションが上がらないようであれば、これらのサイトで売れる楽しさを味わう所から立て直してみるのも良いかも知れませんね。

 



 

Fotolia

 

 

ストックフォトである程度まとまって収入を得ている人を見ると、手あたり次第に登録して、10個近いストックフォトサイトで販売しているケースと、PIXTA一本で専属でやっていたり、アマナイメージズやアフロなどの高級路線で稼いでいたり、ShutterStockやFotoliaなどの枚数の出るサイトに注力していたりと、様々です。

 

PIXTAをメインにしていて行き詰まっているという方は、他のサイトや方法もチャレンジして、やり方を変えてみるというのも良いかもしれませんね。

 

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