こんばんは、サラリーマンです。
パソコンからこのサイトに訪問していただいている方は目にしたことがあるかもしれませんが、パソコン用のサイトの右のサイドバーにある人気記事ランキングを見ると、今日時点でこのサイトの中で最も見られている記事は「ストックフォトで月に20万円稼ぐためにはどのくらい作業が必要なのか」という記事です。
やはり皆さん副業でストックフォトを始めるにあたって、どのくらい労力をかければ稼げるのかが気になりますよね。笑
ただ、この記事を書いたのが結構前で、当時のストックフォトの状況と変わってきている部分もあるので、改めて今の状況でストックフォトで月に20万円か稼ごうとすると、どのくらい労力がかかるものなのか考えてみようと思います。
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前回の記事の振り返り
前回の記事を書いた当時は登録枚数が400枚で、月の収益が2,000円くらいでした。
そのため、単純に登録枚数を100倍にして、40,000枚写真を登録すれば月の収益は20万円になると考えていました。
そして、そのためにかかる時間も撮影や登録を含めて5,333時間と見積もっていました。
正直、作業スピードや写真の質の向上、加工技術の向上などもあると思っていたので、単純計算で見積もった数値よりも早く20万円に届くのではないかと考えてもいました。
今考えてみると、浅はかな見積もりですね。
業界自体の単価の下降トレンドや、登録されている写真枚数の飽和などの色々な要素があるとは思いますが、やはりビジネスは単純なものではないということを改めて感じています。
それを踏まえて、改めて今この現状でストックフォトで月に20万円を稼ごうと思うと、どのくらいの努力が必要なのかを考えてみました。
まず、ストックフォトだけに専念していて、ブログをやられていない方も多いと思いますが、成果をブログで公開している方々を参考にすると、撮っている写真やストックフォト戦略にはある程度の傾向があるように感じることがあります。
一口でストックフォトのクリエイターと言っても、クリエイターによってかなり戦略が違うんですね。
その中でも、月に20万円以上稼いでいる方はほとんどがイラスト、動画、人物といったテーマがメインで、風景や物撮り、日常のスナップ写真などで20万円近く売上られている方は今のところ見たことが無いです。
(そもそもストックフォト関連のブログをやられている方で、月20万円を超えたなどと書いている方はほんの数人しかいないように感じます)
登録する作品のタイプによる特性
当然、同じ風景写真ではプロの方が最高の機材を使って撮った写真には敵わないので、風景を撮るとプロの方に負けてしまってなかなか売れないのと、ストックフォトの性質上過去に撮った写真がどんどんサイトにも溜まっていくので、昔から変わらない風景などは毎年どんどん競合相手が増えていくようなイメージになってしまいます。
あまり言いたくはないのですが、ストックフォトの世界では風景という普遍のものが圧倒的に不利になってしまう可能性が高いんですね。
一方で、人の写真やイラストなどは同じものが色々な広告やウェブサイトなどにに使われ始めると、見飽きてしまう部分もあるので、同じ人物やイラストで長期間に渡って稼ぎ続けることは難しいのかもしれません。
風景やブツ撮りは同じ写真を見ても飽きませんし、年月が経っても大きくは変わりませんので、過去に撮った写真をその名の通りストックすることが可能になります。
しかし、ライバルがどんどん増え続けるので、今まで売れていた写真も、より良い写真が出てきてしまうと、突然稼げなくなったりする可能性もあります。
今のスタイルを貫くとどのくらいの写真が必要か
では、私が今のスタイルを崩さずに風景写真をメインで頑張って稼ごうと思うと、どのくらいの写真枚数や時間がかかるのでしょうか。
私が現在ストックフォトのサイトに登録している写真の枚数は8,500枚くらいです。
当初の予定だと、月に4万円〜5万円くらい稼げている予定だったのですが、現実はざっくり計算すると月に5,000円くらいでしょうか。
想像以上に理想と現実が食い違ってますね。
では、これをベースにストックフォトの副業で月20万円稼ごうとすると、どのくらいの写真が必要かというと、8,500×40=340,000枚ですね。
一気に現実感が無くなります。
改めて計算してみると、前の記事を書いた当初は400枚で2,000円なので、登録写真一枚当たり5円くらいの収益が出ていました。
それが、今となっては8,500枚で5,000円なので、一枚当たり0.59円。。。
単価が1/10くらいになっているので、当然20万円稼ぐのに必要な枚数も10倍になります。
ストックフォト副業で月20万円稼ぐための道のり
現状を冷静に分析してみると、一番売れている写真は恐らく500枚くらい売れていて、次が100枚弱くらい売れている状況ですが、これらの写真だけで間違いなくトータル6万円以上は稼いでいるので、売れ筋写真の単価は10円を超えているように感じます。
やはり売れ行きの良い写真というのは単品売りも多くなり、単価も高くなるのかもしれないですね。
逆に、1枚だけしか売れていないような写真はだいたい単品では売れておらず、売れたときの単価も0.33ドル(ShutterStock)や、54円(Adobe Stock)などと低めです。
ですので、やはり1枚で稼げる写真を増やすというのが現状のストックフォト業界で稼ぐための最短距離なのかもしれません。
そうすると、私の写真のうち、今までに100回以上ダウンロードされている素材は正確にはわからないものの、おそらく8枚くらいだと思います。
そういった上位の写真で年間に稼いでいるのはおよそ4万円くらいだと思うので、これを60倍にするというのが月20万円への道のりですね。
そう考えると、1枚でもちゃんと稼げる(=少なくとも年間50枚以上売れる)写真を500枚登録することができれば、月20万円に達するのではないかと思います。
難しいですが、登録枚数をただ増やしていくよりも、写真と誠実に向き合って、価値のある写真を増やしていくというのがストックフォトで月20万円稼ぐための最短距離なのかもしれません。
そうすると、登録しなければいけない枚数は当然増えますが、数を追う必要はなく、レタッチなどにもちゃんと時間をかけて質の高い素材を登録できるようにしなければいけませんね。
努力して枚数を増やせば当然確率は上がりますが、写真の質×枚数で収入が決まると思っているので、せっかく前よりも良いカメラを買ったことですし、もう少し1枚の写真を向き合っていこうと思います。
サラリーマン
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