他の方の写真で、売れている写真を見ていると、「あぁ、これは被写体が良いから、そりゃ売れるよな。」と感じることがあります。
しかし、被写体が良ければ写真が下手でも売れるのでしょうか?
そんなことは無いと言いたいのですが、やはり被写体の質が良いと売れやすいのも事実です。
カメラの腕で、ある程度魅力を引き出すことはできても、被写体そのものを変えることはできないからです。
個人的に思うのは、売れる写真というのは
被写体 × カメラ の技術の総合力
が高いのだと思います。
被写体だけが良くても良い写真にならないこともあるし、カメラの腕だけではどうにもならないこともある。
例えば何の変哲もないこの缶ビール。
何も考えずにカメラで撮るとこんな感じになります。
被写体がど真ん中にある、いわゆる日の丸構図というやつですね。
しかし、角度や構図を少し工夫して撮ると、
ちょっぴり素敵に見えませんか?
同じ被写体、レンズ、設定でも、ここまで被写体の見え方がここまで変わります。
こんなに差があるので、一概に被写体が良ければ売れるというわけではないようです。
しかし、綺麗な物は綺麗ですから、下手な人が撮っても綺麗に写ります。
そうすると、むしろ腕の差が出るのは、被写体が悪かったりして、少し工夫しないと良く写らないようなケースなのかもしれませんね。
さっきの缶ビールも何も考えずに撮ると、作品とはとても言えないような写真になってしまいますから。
また、夜景や星、花火や動物など、難易度の高いものはカメラの腕の差が露骨に出ます。
これは運もありますが、やはり写真の上手い人たちはこういう難易度の高い写真を多く販売しているような気もしますね。
せっかく写真を撮ってストックフォトに参加するからには、技術も高めて、普通の被写体でも綺麗な写真に仕上げられるようになりたいものですね。
元々写真を撮ることが好きで始めた方がほとんどだと思いますし。
そのためには構図やカメラの特性など、理論的なところも少しずつですが学んでいかなければいけないのかと思います。
学んで、試して、また学ぶの繰り返しで、少しずつ成長していけたら良いですね。
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