
みなさんも普段写真を撮る時には、それほど意識をせずにカメラを縦にしたり横にしたりしていると思います。
取り込んだ画像を見るときにも自動で調整された画像を見るので、気にすることも少ない写真の向きですが、もしかしたらそれが原因で審査でNGになっているかもしれません。
PIXTAとFotoliaで気になっていた疑問が一つクリアになったので、ストックフォトに興味を持っている方に共有しておこうかと思います。
普段からフォトショップなどの画像編集ツールを使っている方にとっては当たり前の話なのかもしれませんが、レタッチ技術のない素人からするとちょっと困ったことになっている可能性があるので。
何があったのかと言うと、PIXTAとFotoliaでは、
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写真の向きが原因で審査NGになっていたみたいです。
しかも、旅行中に撮った縦向きの写真はほとんどです。
ShutterStockでは自動で調整されていたので気にしていませんでしたが、良く見てみるとFotoliaで縦向きの画像の承認率が非常に低かったので気になって検証してみました。
一眼レフで撮って、パソコンに取り込んだ画像を見るときに、初回表示のタイミングで向きが合っていない写真があると思います。
私は特別なソフトは何もインストールしていないのですが、Windowsのフォトビューワーで開くと、意図せず横向きになってしまっている写真なんかがあります。
これはビューワー上で回転ボタンを押せば回転して向きも直りますよね。
そして、次回開くときも同じ向きで表示されるので、問題ないと思っていました。
しかし、アップロードをした画像を見てみると、Fotoliaではこのように表示されます。
向きが直っていないんです。
そして、これが原因で縦の写真が全てNGを貰っていたみたいです。
そこで、今までに何度もやっていることですが、以前NGだった写真を向きだけ直して再度アップロードしてみました。
直したのは向きだけです。
結果、、、
Fotolia 45枚中19枚通過(42%)
PIXTA 10枚中9枚通過(90%)
ここまで高い数字が出ると、今までの不合格の原因が写真の向きだったと言わざるを得ません。
こんな単純な理由で審査を通っていなかったのがちょっとショックです。
(本当は最初から少し気になっていましたが、やり方を知らなかったので見てみぬふりをしていました)
そもそもレタッチも何もせずにストックフォトをする人は少ないと思うので、私と同じような悩みを持っている人は少ないかもしれませんが、せっかくいろいろ調べたので簡単にやり方を残しておきますね。
【画像の向きの直し方】
その前にまず、この現象の原因です。
画像の向きには以下の二つの要因があります。
1.画像自体の向き
2.画像の表示設定(Exif)
このどちらか又は両方が画像の向きを決めています。
まず1ですが、言うまでもなく画像自体の向きです。
カメラを縦にして撮ると、カメラ内のセンサーがしっかりと追い付いていれば画像自体を縦と認識して保存します。
しかし、中途半端な角度で撮ったり、しっかりとセンサーが反応していない場合には、縦向きで撮った写真でも、画像自体は横向きとして保存されていることがあります。
そこで、2です。
表示する際に回転して表示するという情報(Exif)をファイルに書き込むわけです。
最初横向きの画像を、フォトビューワーなどで回転して保存したときに書き込まれるのがこのExifと呼ばれる情報です。
しかしこれでは、画像自体の本当の向きは横なのに、縦に見えるように表示しているだけなんです。
Photoshopやフォトビューワーなどの画像ソフトは通常Exifを読み込んで、画像がちゃんと表示されるようになっています。
これはShutterStockも同じです。
しかし、FotoliaとPIXTAは違いました。
なので、FotoliaやPIXTAにアップする際にはきちんと画像自体の本当の向きを修正してからアップロードしないと縦の画像として読み込んではくれないんです。
この現象を解消するには、単純に、画像の向きを変えて保存する必要があります。
Photoshopなどの画像加工ソフトがあれば一瞬でしょう。
しかし、私は編集ソフトは何も持っていなかったので、「Irfan View」というフリーソフトで対応しました。
Windowsフォトビューワーなどでは画像自体の向きを変えることはできないのですが、このソフトで画像を開き、回転させてから保存すると、画像自体の向きが修正されます。
たまに、画像の向きが直ったのに、「向きを変えて表示しろ」というExif情報が残ってしまうこともあるので、保存する際にはExif情報をリセットすると尚良いでしょう。
この一手間で審査が通るのであれば、やった方が良いですよね。
私は目をそらしてしまっていたがために無駄な作業をしていたようです。
この記事が同じ悩みを持っている方の参考になっていただければ私の苦労も報われる気がしたのでこの記事を書きました。
疑問などがあればコメントもお待ちしてます。